不動産相続相続登記

電話相談も可能?相続登記についての相談方法

相続登記の手続きは書類の準備から手続きの流れに至るまで複雑となるケースが多いことから、やり方がわからずに悩んでしまう人も少なくありません。そういった人におすすめとなるのが専門家への相談です。そこで今回は、相続登記について相談ができる場所からその方法まで詳しくご紹介します。

 

相談前に準備すべきこと

利用する機関に関わらず相続登記について何らかの相談をする場合には事前に行っておくべき準備がいくつかあります。
その中でも特に重要となるのが関係書類の準備です。遺産の相続登記の手続きには遺産分割協議書から戸籍謄本に至るまで数多くの書類が必要不可欠となります。
相談内容によってはこれらの書類を確認した上で話を進めていくケースも多く、手元に書類を用意していない状態では時間が掛かってしまうケースも少なくありません。このことからもわかるように、少しでもスムーズに話を進めていくために相談に行く前に必要な書類を用意しておくことが大切です。司法書士事務所によっては、戸籍などの取得から遺産分割協議書の作成まですべて丸投げできるので、書類が揃っていない状態での相談することも可能です。

 

登記所(法務局)に相談

相続登記の相談を考えている人の中には、どこで相談をすればいいのかわからずに頭を悩ませている人も少なくありません。
相談先の選択肢はいくつかありますが、比較的多くの人が利用する場所として挙げられるのが登記所です。登記所とは文字通り様々な登記に関わる事務手続きを行っている国の行政機関になります。
登記所は相談内容に関わらず利用は原則無料となっているのはもちろん、どんな些細な質問であってもわかりやすく説明をしてくれるのが特徴です。相続登記は手続きが複雑で書類の不備によってやり直しとなる事例も珍しくないので事前に手続きの流れを知っておく上でも便利に活用できます。登記所によっては、事前に相談の予約が必要な所もあるので事前に確認することをおすすめします。

 

司法書士に相談

登記所以外で相続登記の相談を行う場合におすすめとなるのが司法書士の利用です。法律に携わる職業の専門家は、司法書士や弁護士などが挙げられますが、司法書士は登記の専門家ですので、相続登記に関することは司法書士に相談するとスムーズです。
相談できる内容は登記所と同様に基本的な手続きから込み入った物まで内容は問いませんが、司法書士への依頼は必要に応じて費用を支払わなくてはいけないので注意が必要です。
司法書士の利用も直接足を運ぶ方法と電話相談の2種類の選択肢から選ぶことができます。電話で相談する時も手元に相続登記に関わる書類を準備できればスムーズ話を進めていくことができます。

 

分からないことを相談して相続登記をスムーズに

相続登記を始めとした法律に関わる手続きは複雑で頭を悩ませることが多く、自分一人で進めていくのは難しいのが実情です。少しでもスムーズに手続きをするためにも、必要に応じて司法書士に依頼をすることが大切になります。

 

相続登記が義務化されます

2024年頃をめどに相続登記が義務化される法律が成立しました。原則として、相続の開始を知って、かつ、所有権を取得したと知った時から3年以内に相続登記をしなければなりません。正当な理由がなく相続登記を怠った場合は、10万円以下の過料に処されます。

法律の施行日以前に発生している相続にもこの法律は適用されます。