相続

相続手続きを円滑に進めるポイント

相続財産の分割は大抵の人にとって初めての経験になります。遺言があれば相続が大きな問題になることは少ないかもしれませんが、遺言がないケースや家族や親族が多いケースだと残念ながら話し合いが紛糾してしまい相続手続きが滞ってしまうことも少なくありません。

 

相続人全員で話し合おう

 

相続を円滑に進める上で最もハードルが高くなるのが相続人による話し合いです。実際に相続税を払うことや手続きをすることは話し合いがしっかりとまとまっていればそれほど大きな問題になることはないでしょう。まず話し合う前に一体誰が法的な相続人となるのかを把握する必要があります。後から他にも相続人がいたとなると遺産分割の協議はすべて無効になってしまいます。全相続人が確定したら次に、分割する遺産を確定させます。不動産や現金、株式や貴金属、さらに借金も含めてすべてを洗い出し相続財産目録を作成することが必要です。そして目録に基づいて誰がどの遺産を相続するのかを決めていきましょう。

 

各手続きの期間制限を意識しよう

 

相続財産をどのように分割するのかが決まれば、期間制限を意識しながら各手続きを進めることができます。相続税の申告納付は、故人が無くなってから10ヶ月以内と決められています。この間に必要書類を揃え、財産や債務の確認、財産評価や遺産分割を進めなければなりません。遺産分割協議書の準備やその後の相続税申告業務はかなりの仕事量になります。予め良く計画していれば早期に着手することができ、余分なストレスを感じることなくスムーズな相続手続きを進められます。もし手続きに落ち度があると遺産分割協議書を作り直す必要にも迫られるので注意が必要です。

 

登記の進め方は司法書士に相談しよう

 

相続では遺言があるケースとないケースで抱えるストレスも大きく異なってきます。家族の絆が強い場合でも遺言がなく、故人が残した財産が多岐に及ぶ場合は相続する段階で家族の間で摩擦が生じることもあり得ます。そのため相続を円滑に進めるためにも事前の準備が極めて大切です。家族や親族だけだと実際にどのように手続きを進めれば良いのか分からないことが多く、また誰が話をまとめるのかさえ決まらないこともあります。司法書士など専門家の第三者が間に入ることでコミュニケーションも円滑になりトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。また司法書士なら相続に関する専門知識とノウハウを有しているので安心して任せられます。

 

最初から相談するとトラブルもなく円滑な相続に!!

 

司法書士事務所では相続に関する相談も可能です。相談は無料としている事務所も多く、支払う報酬額も事前に決められるので安心です。相続は思った以上に大変な作業のため、最初から司法書士など専門家に相談することをおすすめします。