遺産承継遺言

遺言にもとづいて遺産を承継する際の注意点

亡くなった方が生前に所有していた財産は、どのような扱いをされるのでしょうか。一部の人間には遺産を継承する権利がありますが、遺産分割をスムーズに行う際に重要となるのが、故人が生前に文書として残した遺言です。遺言にしたがって遺産を受け継ぐ場合の注意点を、いくつか紹介します。

 

まず確認!その遺言は有効なのか?

 

遺言には、遺産相続をする方の具体的な指名、分配方法などが記されていることが多いです。しかしいくら相続問題に効力を発揮する遺言でも、有効にならないケースがあります。遺言で確認しなければいけないことは、その遺言の文章は、被相続人が生前に本人の手によって書かれた文章であるか、ということです。故人が生前に体が不自由である、あるいは認知症を患っているために本人でない第三者が代筆した遺言は、遺言として無効になるケースがあります。また被相続人本人の手による、遺言を執筆した日付、戸籍上の氏名の明記がない場合、遺言が無効になることもあります。そして完成した遺言は封筒に入れて、執筆した被相続人が亡くなるまで大切に保管しなければいけません。被相続人が亡くなる前に遺言の開封をしてしまった場合も、遺言の効力がなくなることがあります。

 

遺言により承継する遺産に不動産が含まれている場合の注意点

 

遺言にしたがっての遺産継承をする場合、手続きのために様々な種類の書類を用意しなければいけません。そして役所でその書類を取り寄せる必要がありますが、役所は原則として平日にしか開いていないので普段の仕事が忙しい場合、書類を揃えるのにはかなりの手間がかかります。遺産相続の手続きをしなければいけないが暇がなくて困った場合、司法書士に依頼をするという手があります。専門家である司法書士にお願いすれば、すべて相続人の代わりに遺産相続に必要な書類一式の準備と手続きを代行してくれます。また法律の専門家である司法書士が遺言をチェックして、遺言のどこまでが法律的に有効でどこまでが無効であるかを確認してくれるので安心です。

 

トラブルを防ぐために!事前に遺産の問題点を整理しよう

 

遺産相続は、いくら遺言が残されていても、その遺言に少しでも不明な点があれば相続人同士が遺産を巡って争いになる可能性があります。被相続人が亡くなる前に遺産相続、継承はどのように行い、どのような手続きが必要なのか、事前にしっかりと把握することが大切です。そして複雑な遺産継承が理解できない場合は、その道の専門家である司法書士に相談すると良いでしょう。

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