不動産相続相続登記

相続不動産を売却するときに気を付けたいポイント

相続した不動産を売却したいと思った時、どのような手続きを行えばいいのでしょうか。
今回は不動産売却の基本的な流れから売却の際に気を付けたいポイント、そして信頼できる不動産会社を選ぶ方法について紹介していきます。

不動産売却の流れ

不動産を売却する際は、信頼できる不動産会社に売却の仲介を依頼することになります。相続登記が未了であれば、司法書士に相談し相続登記が完了後に不動産会社を紹介してもらうのも信頼できる不動産会社を見つける一つの方法です。
不動産売却は自分でもできますが、売却の際に法的手続きや税金、諸経費など様々なことが必要になるため、専門家に依頼するのが良いでしょう。
次に、不動産会社に不動産の売却を依頼したら、その物件の建築年数や管理状況、周辺の建物の売買事例など調査してもらい売却物件の査定価格を決定します。査定価格が出て、不動産の売却を決めたら不動産会社と媒介契約を結びます。
その後、買主と不動産の売買契約が終わると、抵当権の抹消手続きや固定資産税納付書といった各種書類を準備し、引き渡し手続きを行います。残代金の受け取り、固定資産税の清算、登記の申請など全ての引き渡し手続きが完了すれば不動産の売却は終了です。

不動産会社をえらぶときのポイント

不動産を売却する際に間違った不動産会社を選んでしまうと、市場価値よりも安い値段で売ってしまったり、売却するまでに時間がかなりかかったりと、損をしてしまうことがあります。
不動産会社を選ぶ時に気を付けるポイントとして、過去の取引実績数が豊富であることや適正な査定価格を出していること、そして不動産が売れるまでの期間について説明があるかどうかです。
取引実績が豊富な会社であればあるほど、その地域と不動産の売却方法について慣れているということです。また査定価格においても根拠をしっかり説明できる会社はその地域に精通しているとも言えます。
売却にかかる時間については、根拠を合わせた丁寧な説明がある会社が信用できるでしょう。

相続した不動産について特に注意すべきポイント

相続した不動産について注意すべきポイントは、まずは相続登記を行うことです。相続した不動産を売却する時、不動産の名義を自分に変更しておかなければ手続きを行うことができません。
次に大切なのは、遺産分割協議書の内容についてです。相続した不動産を売却して発生した金額を相続人で分ける時、遺産分割協議書に正確な文言を記載しておかなければ、税金の問題が発生したり、誤った方法で手続きしてしまったがゆえの金銭的な負担が生じる可能性が出てしまいます。
最後に気を付けたいポイントは、不動産を売却した際に、金額によっては納税の可能性が出てくることです。
売却後の納税までしっかり計画を立てて置かないと、納税時期にお金が払えないということが起こってしまいます。

不動産売却は専門家にしっかり相談しましょう

不動産を売却するにあたりもし間違った手続きをしていたり、間違った不動産会社を選んでしまうと、大きな損失を出してしまう可能性があります。手続きに関しては専門家に依頼したり、不動産会社を選ぶ際にはいくつかの会社を比較することが大切です。